TAHIA CAMBET - Professeur d'école de danse Tahitienne.

プロフィール

ダンスを教えるという仕事で、私がすばらしいと思うのは、年齢、国籍に関係なく、色々な人たちと出会えることです。同じ情熱を分かち合う友達になれることです。レッスンをしていますと、皆さん、ぐんぐん上達され、「個性」という花が開いて、才能がどんどん現れてくるのを、目のあたりにすることができます。毎回、そういう至福の時をすごさせてもらっています。笑ったり、そして一緒に何かをする、という素晴らしい喜びも一杯です。オリタヒチは、私の人生そのものですし、授かった遺産であり、私の将来でもあります。

金賞受賞 タヒチ国立芸術院
(コンセルバトワール)

3才の時、タヒチアンダンスを始める。7才の時、タヒチ国立芸術院に入学。伝統的なテクニックを学ぶ。10年後に卒業。伝統舞踏技巧資格(DET)を与えられる。(=現在の国立芸術院金賞)

仏領ポリネシア コンセルバトワール校長であるファビアン ディナール氏は下記のように述べています。「タヒア カンベは、ポリネシア伝統舞踏であるオリタヒチを子供、ティーンエイジャーから大人まで、すべての人を対象とした教育に必要な、ゆるぎない技能と教育法を持ち合わせている」

タヒアは、かの有名なタヒチ「グランバレ」においても、創造性と独特なセンスを駆使して、彼女の才能を生かすことになります。

Ecole de danse tahitienne à Paris avec Tahia Cambet

寛大さと分かち合い

タヒアは、自由さが特徴の「グランバレ」の流れと、芸術院の伝統的な部分との、ちょうど真ん中に自分のポジションがあると考えています。そこが、自分の情熱を一番上手に表現できますし、伝えることができるポジションだと思うからです。たとえば、パリでのレッスンは、この喜びそのものです。そこでオリタヒチという、同じ情熱を分かち合う連帯感あるコミュニティが生まれました。レベルはさまざま、年齢もさまざまです。どなたも参加できます。そして皆さん、新しいカルチャーを発見し、分かち合いの体験をとおして、想像してもいなかった素晴らしい世界のとびらを開けることができるのです。

オリタヒチと「コミュニケーション」

オリタヒチの教えでは、伝えること、ダイアログすることを、とても大切にしています。タヒアにとっては、それが創造性の源でもあるのです。「アタヒチヌイ」の活動の中で、その影響が見られるでしょう。「アタヒチヌイ」は、タヒアの率いるダンスグループです。伝統を尊びながら、かつモダンな要素を取り入れて踊っているところが特徴です。そして、オリタヒチのコミュニケーション能力を上手に使って、振り付けをしています。振り付けというのは、最高のコミュニケーション手段ですから!

国際コンクール

ダンスグループ「オタヒチヌイ」は、最近、国際コンクールでさまざまな成功をおさめました。

2015年ヨーロッパ選手権では、タヒチアンダンスのグループ部門「メフラ」で優勝。

2016年には、再び「メフラ」で優勝、さらには、グループ部門「オテア」、ソロ部門「アパリマ」、ソロ部門「オテア」でも一位を獲得しました。

同年、タヒアは、ヨーロッパのチャンピオンシップで、「アパリマ」ベストダンサーに選ばれましたし、ワールドチャンピオンシップでは、インプロ部門「オテア」と「アパリマ」の世界2位という名誉を授かりました。